私の経緯をお話する上でいくつかターニングポイントがありますので、新卒時代にまで遡ります。
私は学生時代「セパタクロー」という日本ではまだマイナーなスポーツをやっていまして、大学4年生の頃は日本代表に選出されていたため、競技を続けるべく強豪チームが多い東京へ上京しました。
やはりマイナースポーツなので、働きながら競技活動していましたが、海外遠征などもあり両立が大変厳しく、途中で代表を辞退することにいたしました。その際、働き方が柔軟に選べるような専門スキルがあれば違ったのかな・・と初めて職に対して専門性を意識したことを覚えています。
前職では、商社のマーケティング部にて製品開発や在庫管理、原価計算など製品全般を幅広く対応していまして、ここでの経験が税理士を志すきっかけとなりました。
海外製品を輸入し販売する会社でしたので、コロナ蔓延の影響を大きく受け会社の経営も不安定になった頃、経営戦略会議に参加する機会がありました。経営層の不安の声を聞くうちに会社の数字を見て、活用して助言できるスキルが欲しいと思うようになりました。その後、社内の顧問税理士と話すようになり、この人のようになりたいと思ったことから税理士を志すようになりました。
私の場合は、これが決め手というよりも総合的な判断で事務所を見るようにしていました。
渡邊事務所はCrowe Globalの加盟メンバーでもあることなど、魅力は多くありましたが、やはり税理士を志す私にとって、資格取得への充実した支援体制とその考え方は面接を受けている中でも他の事務所と違い、大変印象に残りました。
プロを養成するカリキュラムにここまで力を入れる理由、どんな税理士になって欲しいかなど、代表の話を面接を通して聞き、代表の考え方自体にも賛同できましたが、実際に制度実施に向けてもう動き出しているという所にも驚きました。
支援実施を開始した背景にある考え方や実行力など、ここは他と違うなと思い入社を決めました。
当たり障りのない言葉に感じてしまうかもしれませんが、皆さん本当に優しいです。
私は業界未経験ですので、会計ソフトもさわったこと・見たことのない状態で実務に入りましたが、不明点や疑問は近くにいる先輩方にすぐ質問できますし、実務の話やそれ以外の話も気楽にできる雰囲気です。
同じチームや部署の方、部署を超えても皆様サポートしてくださるので、実務未経験だからといって気負うことなく業務に邁進できる環境かと思います。
PYCでは各税法の体系や歴史、法の読み方から実際の具体的な申告書作成方法まで、幅広く知識を学びます。
申告書作成方法などダイレクトに作業に関わる知識は実務においてすぐに役立ちますが、お客様からのご相談回答のため税法と向き合う場合でも、国税OBの先生方からカリキュラムの講義で教わった「読み方のコツやポイント」を意識して読み進められるので、活かされている瞬間の1つかと思います。
また国税OBの先生方の講義では、先生方の経験や実際の判例、その際の法解釈についてまで幅広い講義内容を受けられますので、自身の知識の引き出しにとっかかりができることも重要で、「あ、なんかこれ習ったな・・」とその引っ掛かりを元に内容を引き出せるという点もPYCの講義が実務に活かされている瞬間かなと感じます。
現在は資格取得の勉強もあり、セパタクローから少し離れてしまっていますが、試験が落ち着いたらまた趣味でやりたいとは思っています。
まずは税理士資格取得が当面のプランとなりますが、その後将来的には専門領域を定め、その領域の知識と経験を磨きたいと考えています。弊所ではよく「ホップ・ステップ・ジャンプ」で表現していますが、まずは税理士になること、税理士として専門性を持って人の役に立ち社会貢献するということ、これらを段階的にキャリア実現していきたいと考えています。
まだ入社して間もない中、この意見を述べるのは少し恐縮ですが・・
個人的には「コミュニケーション力」と「考える力」の2点を備えた方が仲間として増えると大変嬉しく思います。
コミュニケーション力については社内外の方と関わる機会多くありますので挙げましたが、考える力というのは場面問わず日常的に自身の頭で考えるということを指しています。
業務上、問い合わせなどに対して法律や制度に沿った内容が回答となることも多いですが、相手から受け取った情報を自身で咀嚼し考えることはどんな場面でも前提として必要なことです。
これは対お客様に限らず社内の方とのコミュニケーションにおいても、自身できちんと考え日頃から意見交換できることは信頼関係構築においても重要な要素と思いますので、「考える力」とその姿勢を持った方がぜひ仲間になれたらと考えております。